ネットリテラシー / 実践
こんにちは!Nodです。ブラジル人との著作権論争(article1参照)で学んだのは、「前提が違う議論は終わらない」という事実だ。しかし現実には、終わらない議論でも「なんとか着地させる」必要がある場面がある。この記事ではその具体的な方法を解説する。
議論は「共通のゲームボード」の上で行われる。数学の証明なら「論理の公理」がボードだ。しかしネット上の多くの議論には、共通のボードがない。
「海賊版は悪か」という問いに対して、「著作権法が前提」の人と「社会的合意が前提」の人では、互いの主張がどれだけ論理的でも接続しない。パズルのピースの形が最初から違うのだ。
前提の違いは「どちらかが間違っている」わけではない。ゲームのルールが違うだけだ。だから「勝つ」ことを目指すのではなく「どう終わらせるか」を目指す必要がある。
最もクリーンな終わらせ方は、「私たちの前提が違うことが分かった」と明示することだ。勝ち負けではなく、「議論の構造が分かった」という結論を出す。
これを言うと「逃げた」と思われることがある。しかし実際は最も誠実な着地だ。相手が続けたいなら「じゃあ前提を合わせるところから話しませんか?」と提案できる。
相手を説得するのをあきらめて、見ている第三者に向けて「この議論の構造」を整理して発信する。
相手ではなくギャラリーに語りかけることで、議論を「勝ち負け」から「情報提供」に転換できる。
最もシンプルな方法は、最初から「この議論に使うリソースの上限」を決めておくことだ。
これは「諦め」ではなく「資源管理」だ。終わらない議論に無限の時間を投じることは、どちらにとっても非合理的だ。
3つの方法を試しても終わらないなら、その議論は「終わらせない相手」と戦っている可能性が高い。一部のネットユーザーは、議論を「終わらせたくない」という動機で参加している。相手の疲弊が目的だ。
議論を終わらせられない相手は、「議論をしていない」可能性がある。その見極めが、最終的に最も重要なスキルだ。
前提が違う議論を終わらせる実用的な方法として、AIの判定を「共通のボード」にするという使い方がある。「二人とも同じAIに判定を投げて、その結果を基準にする」という合意が取れれば、議論に第三の着地点が生まれる。
あのレスバ、AIに客観的に判定してもらう
Beef Arbiter AIを使ってみる